日本旅行(堀坂明弘社長)は11月6日、音楽コンテンツ制作大手のポニーキャニオン(吉村隆社長)と、地方創生事業やインバウンド事業について業務提携することを合意した。両社の強み、ノウハウを生かし地域活性化を推し進める。日本旅行は旅行会社として、ポニーキャニオンはエンターテインメントコンテンツ制作会社として、それぞれの強みから地域活性化・誘客事業をこれまで展開してきた。今回の業務提携では、これを深化させようと連携を強化。両社が持つコンテンツやノウハウ、人脈、販売網をお互いに生かすことで業務領域拡大につなげる。具体的には、両社が行う地方創生事業、インバウンド事業に関する映像制作やイベントの企画、広報などで協力体制を構築。連携による直近の具体的な事業としては、岐阜県6市の観光ルート・プロモーション映像を制作する「円空路(ロード)プロモーション事業」、徳島県鳴門市、兵庫県南あわじ市、香川県東かがわ市が連携したサイクリングコースの魅力を発信する「ASAサイクリングツーリズム推進事業」を展開する。インバウンド事業としては、ポニーキャニオン所属アーティストの日本公演を海外向けにツアー化することを予定している。