日本旅行業協会(髙橋広行会長、JATA)は6月13日、旅行会社のSDGs達成への優れた取り組みを表彰する「JATA SDGsアワード」各賞を発表した。第2回となる今回の大賞は読売旅行の「常磐沖の海産物など福島県『浜通り』地域の味覚と新たな魅力を体験する一般向けツアーを販売・実施し、『浜通り』の風評払しょくと復興を後押しする取組」が受賞した。2023年4月―24年3月に実施した活動・事業が対象で、18社50件が応募。美甘小竹・JATA社会貢献委員会委員長が委員長を務める審査会で審査を行い、各賞を決定した。各部門の優秀賞、特別賞は次の通り。ほかに各部門から奨励賞も選定されている。【社会・人権部門】 優秀賞=エイチ・アイ・エス「聴覚障害があっても旅を楽しめるように 手話で学ぶトラベル教養講座『しゅわ旅カレッジ』」▽特別賞=同「伝統文化の継承と女性支援―マヤ刺繍プロジェクト」【経済・産業部門】 優秀賞=読売旅行(大賞)▽特別賞=日本旅行「日本初のJブルークレジット®付個人型旅行商品を発売」【地球環境部門】 優秀賞=ベルトラ「癒しの中の学び 次世代につなぐツーリズムの推進」▽特別賞=毎日コムネット「学生・地域と連携した清掃活動の実施―『学生1千人による富士山での清掃活動イベント』の実現を目指して」【共創部門】 優秀賞=トヨタファイナンシャルサービス「乙女よ駆けろ!野うさぎスタンプラリー」▽特別賞=JTB「社内外におけるサステナブルな協働・連携推進」表彰式は7月10日に実施する。