京都府旅行業協同組合(森野茂理事長=アルファトラベル、京旅協・46組合員)と一般社団法人京都府旅行業協会(北澤孝之会長=ツアーポート、一社京旅・159会員)の通常総会が5月28日、京都市上京区の京都ブライトンホテルで開かれた。両団体が同日、同会場で総会を開くのは初めてで、今年度中に事務局を同室にすることを決めるなど、京都府の旅行団体として連携を一層強化する。京旅協の第42期通常総会は、はじめに森野理事長があいさつ。「41期は黒字を確保できました。貸切バスの運転手不足といった問題などもあり、昔のような団体は少なくなりクーポンの発券は減少していますが、何とか手立てを考えて新たな取り組みにつなげていきたい」と話した。組合事業の3本柱の一つ、2023年度のクーポン事業についてはコロナ禍前の19年度比52%の6億2800万円にとどまった。森野理事長は「団体旅行の低迷、海外旅行の回復遅れに伴う取次クーポンの発券減が響いている」…