環境保全や地域社会貢献の意識が高いコンシャス・ラグジュアリー層を顧客に持つ旅行会社Intrepidtravel(イントレピッド・トラベル、本社・豪メルボルン)の日本法人Intrepid Japanが5月13日、大阪市内で懇談会を開いた。欧米豪を中心に高い集客力を有する同社と関わりの深い国内サプライヤーや契約ツアーガイドらが参加した。同社は1988年に設立して以来、レスポンシブル・ツーリズム(責任ある観光)を掲げ、世界各地でアドベンチャー・ツーリズムを展開。環境に過度な負荷をかけないよう10人規模のグループ旅行を1150本以上展開している。その取り組みは2023年に米タイムス誌から「最も影響力のある企業100社」にも選ばれている。現在、世界各国に29のDMC拠点を有し、日本法人は17年3月に京都市内で設立。現在は大阪市北区に本社を置く。懇談会は、本社のジェームス・ソートン最高経営責任者(CEO)とナタリー・キッド取締役が来日したことを機に開催した。年内に拠点が30に増えることなど、自社の取り組みや旅行先としての日本の優位性を伝えた。このうち日本法人の大西良樹代表取締役は「日本国内ではフライト便を使わないグリーンウォッシングな旅を提案しています」と話し、東京―京都―大阪のゴールデンルートに静岡県の川根町の農泊を付加する「イントレピッドスタイル」を紹介していた。