KNT―CTホールディングス(丸山隆司社長)は10月26日、取締役会を開き、現在進めている事業構造改革の一環で、首都圏・関東地区の地域旅行会社とウェブ専門会社の分社を正式に決議した。これにより分割会社となる近畿日本ツーリスト個人旅行(KNT個人)は分割後にクラブツーリズム(CT)に吸収合併されることも決まった。今回の分社化、KNT個人とCTの合併は、10月の中部、関西、訪日旅行専門会社の設立に続く、組織再編の第2弾。近畿日本ツーリスト(KNT)とKNT個人が分割され、新会社が承継会社となる。KNT個人はCTとの合併により消滅。分割後にKNT個人に残る添乗員付きツアー造成事業はCTに承継される。両社はKNT―CTの完全子会社であるため株式割り当てや資本金の増加などは伴わない。合併期日は2018年4月1日。新設される会社は、近畿日本ツーリスト首都圏、近畿日本ツーリスト関東、KNT―CTウエブトラベル。いずれもこれまでのKNT、KNT個人のエリア単位の旅行事業、ウェブ販売部門を引き継ぐ。3社とも設立は11月1日で、18年4月1日に分割型吸収分割という形式をとる。