日本旅行(堀坂明弘社長)は12月22日、年末年始(国内:2017年12月25日―2018年1月4日宿泊、海外:2017年12月25日―2018年1月3日出発)の予約状況から、人気の方面や旅行動向をまとめた。国内旅行で前年から大きく旅行者数を伸ばした人気ランキングは、夏休み期と同様に沖縄が1位。ファミリーを中心に航空機とホテル、レンタカーのセットプランの予約が好調だ。2位は、城崎など北近畿のカニと白浜など南紀のクエといったグルメ旅行が売れ筋の関西。カニや寒ブリなどのグルメ旅行は直近1カ月で北陸も注目されており3位にランクした。西日本発着に限っても前年比の1位は沖縄。2位は京阪神、3位が関西で、遠距離と近場にニーズが二極化する傾向になっている。直近の1カ月の伸び率では全国と同様に北陸が1位。2位は首都圏だった。海外旅行は、チャーター便で席数を増やし前年の1.7倍になったグアムが伸びた。2位のベトナムは、今年の流行語にもなったSNS映えするランタン祭りに注目が集まった。以下、タイ、香港、シンガポールが前年比で大きく伸びた。旅行者数では、夏休みのランキングでもトップだった台湾が年末年始も1位に。観光と食事が付いた商品が売れ筋だ。西日本発着の海外旅行では、ヨーロッパが前年比較で1位に。イタリア、スペイン、フランスが好調で、日本旅行では「1-3月も好調が続いていることから『ヨーロッパ復調』と言えそうです」と分析。旅行者数の1位は、ダナンやホイアンといった中部のリゾート地の人気が高いベトナムが1位。