日本観光振興協会と日本旅行業協会、日本政府観光局はこのほど、第4回「ジャパン・ツーリズム・アワード」を発表した。大賞には雪国観光圏の「地域連携DMOによる新たなブランドづくり『真白き世界に隠された知恵に出会う』」が選ばれた。今年は、国内・訪日領域、海外領域の2カテゴリーに、過去最多となる計261件が応募。DMO推進特別賞、ICT活用特別賞、UNWTO倫理特別賞を新設した。国連世界観光機関駐日事務所代表の本保良明氏を委員長とする審査委員会で各賞を決めた。大賞に選ばれた雪国観光圏は、日本版DMOの先駆的な存在として地域経営に成果を上げていることや、マーケティングを生かし顧客ニーズに合った商品開発、品質管理などを徹底していることなどが高く評価された。そのほか、優秀賞に国内・訪日領域ビジネス部門から旅籠屋と陣屋コネクト、海外領域ビジネス部門からJTB個人事業本部海外仕入商品事業部など各賞が選ばれた。同アワードは国内外の団体組織や企業の持続可能で優れた取り組みを表彰することで、ツーリズム業界の発展・拡大に寄与することが目的。表彰式は9月20日のツーリズムEXPOジャパン開会式後に行われる。