観光庁は4、5、6月の主要旅行業者の総取扱額をまとめた。4月が前年同月比0.8%増の4045億2100万円、5月が同9.6%増の4705億2800万円、6月が同4.8%増の4522億2900万円。春の旅行シーズンを迎え国内旅行が復調し、おおむね好調に推移した。海外旅行は4月が同0.2%増、5月が同12.7%増、6月が同9.0%増と好調が続いた。欧州の復調が顕著で、ゴールデンウイークはハワイ・ミクロネシアも好調だった。国内旅行は4月が同0.6%増、5月が同7.5%増、6月が2.8%増。昨年は落ち込みが続いたが、復調傾向を示した。前年の熊本地震の影響からの反動が大きかった。外国人旅行は4月が同8.0%増、5月が19.2%増だったが、6月は同2.9%増と前年を割り込んだ。前年の大型MICE案件の反動が要因。4月分から主要旅行業者50社の掲載企業は、JTBグループが15社計から25社計に変更となり、びゅうトラベルサービス、エスティーエートラベル、テック航空サービス、ニッコウトラベルの4社が追加された。