阪急交通社は5月17日、グループの2017年度連結決算を発表した。営業収益は前年比13.6%増の340億2200万円、営業利益は同222.5%増の20億5500万円。低迷を続けていた主力のヨーロッパ方面の需要が回復し、大きく収益を伸ばした。グループは、阪急交通社と阪急阪神ビジネストラベル、阪急トラベルサポートに、17年度から阪神トラベル・インターナショナルが加わり、4社となった。阪神トラベル・インターナショナルは取扱規模が少ないため、これまでとの比較で影響は軽微という。海外旅行ヨーロッパの需要回復に加え、中国や韓国も回復するなど好調。国内旅行も観光列車のチャーターや北海道などへの長期滞在商品、関東・近畿での日帰りバス商品などが人気で、ほぼ全方面で堅調だった。訪日旅行も特にヨーロッパ市場を中心に好調に推移した。