阪急交通社は5月28日、2023年の国内夏祭り関連ツアー申込者数をもとにした夏祭りランキングを発表した。1位は昨年に続き「東北四大夏祭り」。東北の伝統を伝える祭典を“はしご”するぜいたくなツアーが定番の人気だ。1位の東北四大夏祭りは青森ねぶた祭(青森県)、秋田竿燈まつり(秋田県)、山形花笠まつり(山形県)、仙台七夕まつり(宮城県)の総称で8月上旬に相次いで開催される。巨大なねぶたが見ものの「青森ねぶた祭」、提灯がぶらさがる竿が艶やかな「秋田竿燈まつり」、浴衣と花飾りのついた笠を持って踊る「山形花笠まつり」、商店街に飾られた豪華な笹飾りが見どころの「仙台七夕まつり」といずれも個性的な祭事。コロナ禍明けとなった前年は大きな人気を集めた。2位も昨年に続きおわら風の盆(富山県)。伝統と幻想の静けさが地域の個性を感じさせてくれる。3位は古都・京都の夏の風物詩である祇園祭(京都府)、4位はダイナミックな阿波おどり(徳島県で、前年と順位が入れ替わった。5位は巨大なねぷたで知られる五所川原立佞武多(青森県)で、トップ5の顔ぶれが前年と変わらず。以下、6位はよさこい祭り(高知県)、7位は盛岡さんさ踊り(岩手県)、8位は五山送り火(京都府)。調査対象は同社の23年7―9月催行の夏祭りツアー。発着地は問わない。