一般社団法人兵庫県旅行業協会(菱田良平会長=プロクシ―、166会員)の2024年度通常総会と株式会社HATA(小倉譲代表取締役=しゃらく)の定時総会が5月29日、神戸市中央区のオリエンタルホテルで開かれた。前年度までに受託していた県民割・全国旅行支援の事務局運営収益を原資に、SDGsの推進や人手不足の対応など観光業界の課題解消に両者で取り組んでいくことを決めた。協会の総会であいさつした菱田会長は「団体旅行回復の遅れ、バスドライバー不足、円安による法人海外旅行の減少など環境は厳しいですが、パラダイムシフトの変革に引き続き取り組んでいきます」と述べた。前年度から設置したSDGs推進委員会、労働環境向上委員会、大阪万博推進委員会の活動をベースに24年度事業に取り組む。SDGsは「全国で一番SDGsが進んでいる旅行業協会にしたい」という菱田会長の思いを具体化するため来年1月の国内観光活性化フォーラムinとうきょうに合わせてSDGs研修を予定。労働では、添乗員を会員間でやり取りできないかをHATAを通じて検討、業界の人手不足の問題に切り込む。万博に関してはチケット販売の講習会などを行う…