一般社団法人奈良県旅行業協会(54会員、中島昭人会長=サンキュー観光)は5月22日、奈良市のホテルリガール春日野で2024年度第60回定時総会を開いた。通常議案のほか、26年に開催予定の「第20回国内観光活性化フォーラム(主催・全国旅行業協会)」の開催地として立候補し奈良市内での開催を目指すとした(トラベルニュースat6月25日号1面参照)。はじめに中島会長はあいさつで「厳しい環境が続くが、皆で知恵を出し合い難局を乗り越えビジネスチャンスを創出したい。本日の総会はその機会になります」と呼びかけた。奈良県産業部の竹田博康観光局長は「コロナ後の新たな観光戦略を立ち上げようと進めています。奈良県内外から旅行を楽しんでもらえるよう一緒に取り組んでいきたい」と話した。承認可決した議案のうち24年度事業計画については、会員おのおのが「軸足の強いホスピタリティ産業として生まれ変わるように」とうたい▽自治体との連携を強化し県内の地域資源の発掘・商品化する(総務広報委員会)▽会計システム電子化の研修会(ビジネス委員会)などに取り組むことを決めた。また、両委員会共同で大阪・関西万博会場の視察も盛り込んだ。第20回国内観光活性化フォーラムについては…